春合宿in沖縄

We are UMINCHU
(海人)


2日目

 旅も中盤の2日目に入った。目覚ましをつけたにもかかわらず、電話で起こされたときにはいつの間にか目覚ましは止まっていた…。止めたことを全く覚えてない。そんな感じで出遅れた2日目は朝食バイキングを終えた後、断崖絶壁の万座毛へ向かいスタート。曇っていたのが残念だが、海は実にbeautiful!写真屋さんが琉球美人と共に待ち構えていたが、一同、自分たちだけで撮る。景色の美しさに魅せられた面々は暫時、写真サークルと化す。かなり色んなアングルで撮影し、満足げなメンバーであった。おっさん一人遠くの崖に行き、無理やり撮影させる。ウキウキであった。この時どうせなら崖から落ちるくらいのことをやってほしいと思った。全く中途半端な人である。ここの土産店でさとうきびを買い、貪る1回生の姿あり。Joh、パパ、村の幹部連中は海人(うみんちゅ)Tシャツを購入。またしてもアツいTシャツを買ってしまった…。

万人が座れる毛にて。 一人はしゃぐおっさん。 遠方より撮った写真@ 遠方より撮った写真A

 万座毛へ向かう途中にJohはアツい建物を目ざとく見つけていた。万座毛からの北上途中、はせカーはその前で止まり撮影。この建物、中身はよく分からないが、その名を「御菓子御殿」と言う。お菓子ライトの繁栄を願うJoh&村としては立ち止まらないわけにはいかなかったのだ。

我々お菓子ライトの本拠地
が沖縄にもありました。
お気に入りの1枚です。

 続いて向かった先は「やんばる亜熱帯園」。ここへ来る途中、おっさんカーだけ何故か集中豪雨に遭った模様。工事車両の後を密着マークしたところ突然大雨をかけられたらしい。駐車場には沖縄のりのり号というバスがとまっていた。入り口前で撮影。園には土産物屋の奥に亜熱帯ゾーン(有料)があったのだが、そこに人が立っているわけでもなく、言ってみれば入りたい放題である。まぁ季節的に咲いている花も少なく、入れてもあまり得した気分にはなれないんでしょうが…。この季節、土産だけでもっているって感じである。村山ここでミニパイナップルを買い、家で育てることにする。1年後には実っているはず…。おっさん売り物のパイナップルで撮影。また、まさに親たかにぴったりのTシャツがあった。

やんばる亜熱帯園に
とまってたバス。ノエルさんに
この前で踊ってほしいと思った。
亜熱帯園前にて。 あなたを
パイナップル仲野
と命名します。
ヘゴの木の伝説。 触ると
お金持ちに
なれるという
ヘゴの木。
なぜ亜熱帯園にゴリラが??? パパイヤの実。 親たかTシャツ。

 さらにすぐ近所にある「OKINAWAフルーツランド」へと移動。ここにも亜熱帯の植物が植えられており、我々はウミブドウという植物を目にした。昨日食べた海ブドウは海藻だったはず。ふーむ“うみぶどう”とは奥が深いなあと思った。次に蝶ゾーンでオオゴマダラを手に乗せ楽しむ面々。RIKAZUKOが乗せている姿は絵になるのだが、おっさんが帽子に乗せているのは、どうなんやろ…。出口付近でチョッと立て札を見てみると、「蝶に手を触れないで下さい」とあったが、「もう遅いって…」。この蝶ゾーンも楽しかったが、これはその後起きる事件のプロローグに過ぎなかった。次に控えていたのはバードゾーンである。ここにいたのは勿論、鳥(bird)である。いかにも南国っぽい原色バリバリの鳥たちが乱舞()し、オウムが「こんにちは!」と挨拶してくれる。ここまでならよくある光景である。この奥に控えていた鳥たちがただ者ではなかった…。係のおじさんと西村パパに勧められ、村山は蜜の入ったコップを手に奥のケージへと向かう。ケージに入る前から鳥たちの熱視線は蜜に向けられていた。そしてケージへ入るやいなや、奴らは村山の腕先に群がった。「何じゃこりゃ〜!!」ハッキリ言って集り過ぎである。しかもよく見ると、蜜にありついているのは先に止まった1羽だけではないか!しかも痛い!そしてハセさんの頭には蜜もないのに何故か1羽の鳥が…。巣だとでも思ったのか?鳥たちのアツい洗礼を受けたものの、その後は例によって買い物タイム。だが、ここのオバチャンも曲者であった。昼から国際通りでの買い物を予定していた我々はここで買うべきか迷っていた。そこへオバチャンが一言、「国際通りは高いよ〜、都会やからね〜」。この話術にはまり、土産を買った犠牲者がどれほど多いことであろうか…。実際今日の夕方行った国際通りの方が安かった!しかし、この時点ではオバチャンは親切に教えてくれたと思っていた一行であった。その後、昼食である。ここでも沖縄料理のバイキングをチョイスしてしまう。選んでから幕の内にすればよかったと思う者多数。ここでの話題はやはり「中身汁」だろう。ハッキリとは分からないが、具のしわしわ具合からして恐らく豚の中身、つまり内臓と思われる物が汁にたっぷりなのだ。沖縄料理やり過ぎである。上手く量と内容を調整しながら皿に取った者が多い中、ハセさん、全開でディープな沖縄料理を盛るも、敢え無くKO。さらにパイナップル食べ放題へ向かうが、店のオバチャン、レンタカーで来たのか?と盛んに聞いてくる。先ほどから、行く先々でレンタカーかどうか聞かれる。その執拗な聞き方は不快感さえ覚える。食べ放題も思っていたよりショボかったが食後なのでヨシとしよう。でもイメージ写真では屋外で食べまくってたのに…。

先ほど海ぶどうは海藻の1種と
言いましたが、植物としての
ウミブドウもありました。
うみぶどうっていったい何じゃ?
沖縄フルーツランド内にありました。
スーパーハウスといい
なんでスーパーが付くの??
オオゴマダラ。 後ろで羨ましそうに見つめる
おっさんがちょっと恐い。
すごいかわいらしい光景ですね。 おっさんも成功。
先ほどの蝶の蛹。 村っちなんでそんなに
なつかれてんの?
フェロモン出してるやろ?
村っちやっぱなつかれすぎ。
っていうかこの光景けっこう
きもいなあ。
ほっ!このくらいが
落ち着くわ。
順番に餌食べようと並んでます。
どこに並んでんねん!
出口近くで記念撮影。

 腹も満たされ、せっかくの沖縄、海に行かずして帰れないというわけで、南下途中で万座ビーチに立ち寄る。青い海、白い砂…。これでこそ海!各々貝殻や珊瑚を拾うが、なかなか綺麗な貝は拾えない。そんなとき細川が完全な巻貝を見つける。” You did itハリセンボンも見つける。Joh持ってかえろうとするが止められる。そして少し冷たいが海にも入る(足だけ)。個人的には砂浜に来ると波打ち際を走りたくなる(おっさんがここで波にさらわれればおいしいと思った)。海からの帰り際、RIKAZUKOはハイビスカスを摘み、何故か車内で記念撮影。せっかくだから外で撮ればいいのに…。

ハリセンボン&珊瑚 この写真もけっこう
気に入ってます。
海むっちゃきれいですね。
blue sea in okinawa

 時間も押しているので、おっさん希望のプロ野球キャンプ並びに沖縄市は割愛することに。嘉手納基地の横を通りすぎるにとどめる。AMERICA的な店が多いと言う沖縄市は次の機会には入ってみたいものだ。(いつ行けるんやろか…。)しかしまぁ、基地を間近で見られたし、見るべきものは見た!よかった、よかった…。

 一行は先を急ぎ、一路首里へ。首里城の駐車場は満車と言われ、はせカーのみ付近を走り回る。ようやく一回りして同じ駐車場に行くとすんなり入れる。しかも中は結構ガラガラ。一体どう満車なのか。先に着いていたおっさん組と合流し、いよいよ首里城へ。おっさん、守礼門付近で写真を撮ろうとしている女性集団に写真を頼まれる。かなり嬉しそう…。さらに奥へ進み、要所要所で写真を撮る。ここでも写真サークルと化す。正殿はかなり見ごたえのある造りで、しばし琉球人の気分()を味わう。

首里城守礼門前にて。 首里城端泉門前にて。 首里城正殿前にて。

 いよいよ2日目の最終目的地、国際通りへ。那覇市のメインストリートである。土産物屋が建ち並び、軍の放出品を扱う店など沖縄カラーの強い通りで一行は買い物に興じることに。通りの外れの駐車場に車を止め、通り真ん中あたりのOPAで1時間後集合となる。早速、男どもは古酒を買い求める。パパは実家に3本も送る。安い!普通の土産まで安い!土産物屋なのにディスカウントされているのだ。ここに来てようやくフルーツランドのオバチャンに騙されたことに気づくが、後の祭りである。一方そのころ、独り那覇市内の路線バスに乗る者がいた。そう、もちろんハセさんである。空港を出た直後から、環境に悪そうな排ガスを撒き散らしながら走るアツいバスに彼は興奮していたのだった。素人の僕が見ても神戸を走るバスとは明らかに違う!ノンステップなんてとんでもない。4ステップはありそうなくらい床が高い。しかも都会では環境基準に引っかかること間違いなし。ハセさん沖縄のバスを買いたいとまで言う。路線バスから帰った彼は満足げであった。エンジン音も録音済みである♪買い物でもアツい行動をする者がいた。軍放出品の店で何やら物色する長身の男…そう、Johである。軍の水筒や食器、弾薬箱などかなりアツ過ぎる品揃えの店内で彼の心を射止めたのはヘルメットである。ヘルメットを選ぶ眼差しは真剣そのもの。もう誰にも止められない…。ようやく決意したJohは迷彩柄に生々しい傷の入ったものを購入。なんとそれを日常用にするという。これからは原チャに迷彩ヘルムのアツい男が神戸を走り回るのだ。少々重いが彼には関係ない…。アツい品を物色している間に時間はアッという間に過ぎ去り集合となる。この通りは丸1日でも回りきれないカモしれない…。買い物を終え、近くのデパートで夕食となる。昼の沖縄バイキングでとどめをさされた面々は脱沖縄料理を宣言。カツ丼などフツーの食事を取る。しかし、O、J、Mはせっかくの沖縄を食べ尽くそうと、ここでも沖縄料理の店に入る。ゴーヤそばバンザイ!ゆしどうふ最高!

国際通りの米軍ショップで買った
ヘルメット。これで原チャ乗ろうと
思います。けどかなり重い・・・
燃えるゴミではなくて
燃やせるゴミ。同じ?

それぞれに満足してホテルへと急ぐ。ホテルへ着くと直ちに大浴場へ向かった。そこでもやはりおっさんはややこかった。いろいろあおってきたおっさんがうざくなったのかJohはおっさんに水シャワーを浴びせる。こんなおっさんでも後にみんなからの評価が変わることとなる。入浴後、翌日の打ち合わせ&プチ打ち上げとなるのだが、ここでの酒代などはなんとすべておっさんが出してくれた。そんなおっさんに敬意を表して呼び名をN野に戻すことにしよう。(N野もどうかと思うが・・)オリオンビールを始めとして沖縄っぽい酒を堪能。ここでRIKAのゴルフマニア、KAZUKOの酒豪ぶり、そしてJohの親方派(1日目平和の塔での写真参照)が明らかになる。結局、8人オッサンである。しかし、それ以上に恐ろしい奴が現れた…。本土ではまずお目にかかれないノンアルコールビール「Root Beer」である(ビールではないのかもしれない)。何せ犯罪級にまずい。きっとヤバい物質が入ってるに違いない。旅の途中で「Dr. Pepper」なる小児科の薬の味がするこれまたヤバいジュースに出会ったのだが、今回はその比ではない。ハッキリ言って飲めないのだ。これは持ち帰って液クロ(液状のものをそれぞれの成分に分離する方法)にかける必要があるとまで思ったほどである。ややこしい打ち上げであったが、翌日6時起きということもあり、皆早い目に就寝。特にハセさんは途中から寝ていたが…。N野さんJohの買ったヘルメットでほふく前進をする。もはや壊れている。つられて細川もする。こうして疾風怒濤の春合宿2日目も終わりを迎えた。

ほふく前進するN野さん。 ベッドで2人むふふ・・・ みんなでプチ宴会。 ほふく前進する細川君。